こんにちは、沙天です。
さすが1月です。
寒さが身にしみます。
皆さまは、いかがお過ごしでしょうか。
さて、今年はじめの「my 文化の日」をお届けします。
その名も「カープ居酒屋」です。
広島カープの試合を観戦しながら、飲食できるお店が、東京圏にもあまたあるとのこと。
この数年来、沙天は「行ってみたい・・・」と密かに念じておりました。
そうして、ようやく行けたのが、この一店です。
「大衆居酒屋 瀬戸内食堂」
港区は泉岳寺駅 徒歩1分の好ロケーションです。
マンションの一階に、そのお店はありました。
お店の外からは、カープ色はあまり感じられません。
でも近寄ると、入口に「暴力団ゼロ宣言」と書かれ、丸選手が打撃をしているポスターが貼られていて、期待が高まります。
お店に入り、狭い通路をひょいと通り抜けると、そこは、もうカープ・ワールドです。
ユニフォームにカレンダー、ポスター、時計に新聞記事。
それらはすべて、カープのグッズやニュース記事です。
そして紺地に白で広島の頭文字「H」が染め抜かれた球団旗が壁一面にばーんと掲げられています。
見事にカープ一色です。
ただ思ったよりも、選手たちのサインが見当たらないのは、お店が出来てまだ新しいからでしょうか。
さて、このお店にお邪魔した理由は、実はお目当てがありました。
往年のスター選手による、トークショーです。
正田 耕三(しょうだ こうぞう)氏、56歳
(写真では、右に座っています。左は落語家の三遊亭 善光氏)。
1987年から、カープのセカンドでレギュラーとして活躍された方です。
1998年に現役を引退されるまでに、取ったタイトルや表彰は以下の通りです。
首位打者 2回
盗塁王 1回
ベストナイン 2回
ゴールデングラブ賞 5回
オールスター MVP 1回
正直、すごい経歴です。
とても、近づける方ではありません。
そのはずだったのですが。
トークショーでは、マイクを握ってのトークはそこそこで終了。
で、なんとその後は、言いますと。
正田氏がグラスを片手にお客さんの各テーブルをまわり、そこで会話をする・・・という、びっくりな内容が始まったのです。
沙天のテーブルにも、もちろん来て下さいました。
そこでは、現在コーチを務められる、韓国の球団「起亜(きあ)タイガース」での、選手たちにいかにやる気を出させるか・・・といった、丸で企業の中間管理職のような内容の若手を鼓舞するあれこれやら、
今でも欠かせないトレーニングの話し、そして
まだやれる、と惜しまれながら、引退したその理由等々を、お話し下さいました。
子供の頃、テレビで活躍されていた、憧れの選手が、目の前で話をしている・・・。
とても不思議な出来事です。
いえ、事件です。
瞬きも忘れて、ただただ、食い入るように伺いました。
大スターなのに、気さく過ぎるくらい気さくにサインに応じて下さったり、写真も撮り放題。
そして何より驚いたのは、お話が面白いこと。
正直、正田氏が選手のころは、どちらかと言うと、もくもくと練習されているイメージばかりでした。
なので、おしゃべりが上手だという印象は丸でありませんでした
(最も、20世紀のカープの選手は、みなさん同じような感じでした)。
真面目にサインをして下さった後は、この笑顔です。
現役時代と殆ど変らないルックスを保たれ、現在もコーチとして活躍されている正田氏。その気さくさが、生来のまじめさと相まって、一つの世界で長続きできる秘訣なのかな、と考えました。
サプライズだらけの一日でしたが、普段は普通の居酒屋さんです。
プロ野球中継がある夏場は混雑が予想されます。
興味がある方は、オフシーズンの冬場に一度行かれてはいかがでしょうか。
ではでは、また。
沙天
「大衆居酒屋 瀬戸内食堂」
住 所 : 東京都港区高輪2-16-38 1F
交 通 : 都営浅草線「泉岳寺」駅 徒歩1分、他
URL : https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131403/13209932/
メ モ : 広島カープファン限定の、野球観戦・飲み放題コースあり(18年1月現在)